こんにちは。合格おめでとうございます。みなさん今は渡航準備&生活セットアップでお忙しいことと思います。まずは簡単に自己紹介をお願いできますか?
20代後半の女性です。独身、私費で留学します。私立文系の大学を卒業し、日本のODA事業のプロジェクトを受託・実施する開発コンサルタントの仕事をしていました。
卒業後は、日本だけでなく多国籍な環境に身を置いて仕事をしたいと考えているので、グローバルな環境でメンバーをまとめながらチームを率いていくことができる人物になりたいと思っています。
2009年に理系大学院を卒業後、IT企業に就職し、約9年間ITコンサルティング、プロジェクトマネジメント業務をしてきました。
社費での留学です。
人工知能系の大学院出身ということもあり、将来的には海外のTech系Startupと共同で新しい事業を生みだし、日系企業向けにサービス展開していけたらと考えています。
それを成し遂げられる人材になるためにMBA進学を決意しました。
29歳、独身男性です。私費留学です。
小中はアメリカで過ごし、大学時代に英語以外の言語を学びたいと思いスペインに語学留学しました。卒業後は総合商社に入社し、約6年間ラテンアメリカの発電事業を担当しました。
退職後は、タンザニアの電力系スタートアップで3ヶ月ほどインターンをして今に至ります。MBA後は、学生のときから働く環境として魅力を感じている開発金融機関を目指したいと考えています。
タンザニア・・・!それは面白そうですね。さて、皆さんは数あるスクールの中で、どうやって受験校を選び、最終的にIEに決められたんですか?
海外のStartupと共同で新規事業を生み出せる人材になることがMBA進学の目的でしたので、アントレに強いスクールが第一条件でした。
また、以前米国Business Schoolの研修に参加したことがありますが、その時の経験から、人種が偏っているよりもダイバシティに富んでいるスクールの方が学びが多いと感じたこと、年齢的に1年制が良かったことから、アントレ、ダイバシティ、1年制でスクールを絞り込みました。
この軸で絞り込むとIEとその他数校しか残らないと思いますが、絞り込んだ後は卒業生、現役生に会って自分とのFit感を確認しました。
東京で開催された海外MBAフェアの「QSイベント」に参加したことが切っ掛けです。
まず、イベントのブースで出会った卒業生の方々がとても生き生きしていて輝いて見えました。私も、IEの卒業生の方々のようになりたいな、と純粋に思ったのがIEに惹かれた切っ掛けです。
また、学生の多様性を重視している点がとても魅力的でした。将来的には、外資系企業や国際機関・国際連合等で働きたいと思っているので、文化背景や物の考え方が異なる多国籍の学生たちと学べる環境がとても魅力的でした。
最後に、IEの第2学期にある「Social Impact Lab」に参加したいと思ったからです。
「Social Impact Lab」では、IEの卒業生が立ち上げたNGOが運営している南アフリカのプロジェクトに参加し、問題解決に向けた提言を行い、プロジェクトの一員として参加する事ができます。2学期には、「Social impact Lab」に参加し、1学期で学んだ事を実際のプロジェクトで実践したいと思っています。
以上三つの理由からIEを第一志望校として選びました。
面白いですね。まずフィット感から惹かれるタイプと、条件から絞って最後にフィット感を確認するタイプ。
最初から第一志望だったのですか?
実は卒業生、現役生と会うまでは第一志望ではなかったですが、会ってみると、先輩たちの魅力(スマートかつ情熱的である方が多く、バックグラウンドが多様で、なによりも話していて面白いという魅力)に魅せられて一気に第一志望になりました。
MBA後にやりたいことがわりとはっきりしていたので、まずは一年制の大学に絞りました。
あとは、多様性(国籍のみならず職歴や考え方など)が豊かであること、ソーシャルインパクトに対する意識が高いこと、英語以外の言語を習得、または磨ける環境であることを求めていました。
最後はフランスの大学と迷ったのですが、最終的にフィット感とAlumniネットワークが決め手になりました。
アルムナイはとにかく結びつきが強いですね、日本だけでなく海外でも。
ところでキャンパスビジットは皆さんされていますが、それぞれ、受験のどのタイミングでいきましたか?また、キャンパスビジットは体験としてはいかがでしたか?
私は面接のタイミングでキャンパスビジットしました。
面接の翌日に在校生の方数名にお時間をいただき、授業の内容や雰囲気、キャンパスライフについて色々と教えて頂きました。
実際にキャンパスに行き、在校生とお話することで、IEに対する理解が深まりましたし、他の大学との比較がしやすくなりましたね。
モチベーションアップのためにも早い段階でキャンパスビジットはしたかったですが、IELTS、GMATのスコアが年末まで揃わず、合格後のキャンパスビジットになってしまいました(キャンパスビジットと言えないかもしれません 笑)。
日本で定期的に開催されるイベント、授業等に積極的に参加し、IEの雰囲気は大体つかめていたので、キャンパスビジットの目的は、ほぼ生活環境の調査目的でした。
私の場合は妻と娘を連れていくため、家族が住める街であることが重要な要素でしたが、行ってみるとその不安は一気に吹き飛びました。
東京より住みやすいのではと思ったくらいです。
マドリードは人が優しいので、子連れの家族も過ごしやすいですね。あと首都なのにコンパクトだから移動もしやすい。
私は、出願する数か月前にキャンパスビジットしました。出願時期を12月~1月に設定して、キャンパスビジットは出願の2~3か月前の10月下旬に行うことにしました。
仕事を休める期間が限られていたため、2泊4日という弾丸ツアーでマドリードへ渡航しましたが、学校の理解を深めることができてとても良い経験でした。
それは弾丸ですね!どんなスケジュールで行ったんですか?
キャンパスビジットのスケジュールはこんな感じでした。
1) 早朝にマドリードに到着し、その日の夜に在校生の方2名とディナー
2) 翌日に学校を訪問し、アドミッションの方とミーティング→キャンパスツアー→別のアドミッションの方とカジュアルランチ→在校生の方6名とミーティング→夜に在校生の方2名とディナー
3) 翌日の早朝に帰国。
実際に学校に訪問することで学校の雰囲気や学校の周りの環境を肌で感じることができて、留学への実感が湧きました。在校生の方々からは、受験に関する質問に対してとても親切で丁寧なアドバイスを頂くことができました。
日本へ帰国した後も連絡を取って頂き大変お世話になりました。
多くの先輩との繋がりが構築できたのはキャンパスへ訪問したからだと思っています。
また、アドミッションの方に出願や授業に関する質問ができただけでなく、学校を志望する熱意を直接伝えることができたのがとても良かったと感じています。
最後に”See you in a year!” と言われて出願に対するモチベーションが更に高まりました。。(笑)
個人的には、受験生の方にビジットはお勧めです!
受験で一番大変だったことは?
一番大変だったのは、受験と仕事との兼ね合いです。
私の仕事は海外出張が多く、日本と海外を行ったり来たりしていたので、その中で体調の管理と受験の準備を進めることがとても難しかったです。
受験中は、憧れのマドリードキャンパスで勉強している自分の姿を想像しながら、頑張りました(笑)。
また、私立・文系出身の私にとっては数学の勉強がとても大変でした。オンラインの数学の授業を取り、出張先で仕事の合間に勉強をしていました。
GMATですね。海外出張が多かったことと、受験費用を抑えたかったことから予備校に通わなかったのもこの苦労を助長したと思います。
GMATはこれまで培ってきた基礎知識がベースとなり、あまりごまかしが利かない試験だと思うので、私のように受験経験がない方は、予備校などで体系的に学習するのがいいのかもしれません。
社費に選ばれてから10か月で全ての準備をしなければならなかったため、全て大変でしたが、特にIELTSとGMATを並行して勉強していた時期は大変でした。
私の場合は理系出身のためGMATは比較的得意なほうではありましたが、それでも800時間くらいは勉強したと思います。
その勉強をしながらIELTSのスコアも上げなければならない。仕事もしなければならない。子育ても。と年末は結構追い詰められていました。
800時間・・・! では、今度はインタビューについて、対策と実際の感想を教えて下さいますか?
面接対策は、エッセイカウンセラーと数回Skypeで行いました。IEの面接はオーソドックスな質問が多いと聞いていたので、基本的な質問の受け答えを一通り練習しました。
実際の面接もオーソドックスな質問が殆どでしたが、時事関連の話題を振られることや、ケーススタディーなどもありました。
面接は45分くらいで雰囲気は和やかでしたが、面接のテンポは速く、適度な緊張感がありました。
私の場合はスピーキング力に不安がありましたので、何人かの先輩方にインタビュー内容をヒアリングした上で、ある程度回答内容を作成し、繰り返し練習しました。
ただ、アプライ後2週間くらいでインタビューだったため、十分な練習はできませんでした。
インタビューは、アドミッションとSkypeで約1時間やりました。
割とインタビューの招待、早く来るんですよね。
スコアも揃えて、ようやく出願終わったー!と思ったらすぐインタビュー、という。トリッキー具合はいかがでしたか?
噂に聞いていたほど変わった質問はなかったですが、ケースが出されました。
ケースの状況説明、質問を全て口頭で言われたため、リスニングが大変でした。練習量に不安がある状態でのインタビューでしたが、面接官が非常にフレンドリーで、私の良さを引き出そうとしてくれたため、非常にリラックスして対応できたのが勝因だったかと思います。
IEを卒業された先輩から、インタビューカウンセラーをご紹介頂き対策しました。
IEのインタビューはトリッキーな質問が多いこと、また他校のインタビューと比べてインタビュー時間が長いのでしっかり対策しておいた方が良いと在校生の方から聞いていたので、インタビュー対策には気合が入っていました(笑)。
マンツーマンのSkypeでの練習を1か月間に5回(1回1時間)行いました。出願に必要な書類を提出してから2週間ほどでインタビューに呼ばれることを想定して、早めにレッスンの申し込みをして対策をしました。
先輩から紹介して頂いたカウンセラーの方は、これまで数百人の受験生のサポートをされていた方ということもあって受験校それぞれの特質をよく理解していて、スカイプレッスンの質は神がかっていました(笑)。
彼のレッスン無しに合格は無かったといっても過言ではないくらいとても感謝しています。
これからのMBAライフにおいて不安なことと、期待することについて教えて下さい。
不安なことは、ずばり「授業についていけるか」です。。
大学の学位は経営学ではなく、前職は経営とは異なるフィールドだった私にとって、MBAを学ぶということは、これまでとは違う観点で物事を考えたり、経営に関する知識をもっと身につけたりする必要があると考えるからです。
一方で、これまで自分が携わってき経験や知識がどのくらいMBAの授業の中で役に立つのか、また、自分の領域の中でMBAの価値をどう見いだすことができるのか、を実際に学ぶことができるのでとてもワクワクしています。
全く不安がないといえば嘘になりますが、期待とワクワク感の方が圧倒的に上回っています。
強いてあげるとしたら、1年間という短期間の中で何も成長しなかったらどうしようという不安はあります。
ただ、IEの日本人同級生を見ているだけでも非常に面白いメンバーが多くいますので、世界中の優秀なメンバーと1年間切磋琢磨し、自分の想像を超えて成長したいと思っています。
MBA後、働く業界・職種・地域すべてを変えたいと思っていますので、それに必要な知識や経験値を得られるだろうか、という不安は多少あります。
ただ、それ以上にIEでの学びや出会いが様々な可能性を開いてくれると期待しています!
最後にこれから受験する方々へ、アドバイスやメッセージをお願いします!
受験期間はとても大変だと思いますが、自分を信じて夢に向かって頑張ってください!
私は、MBA受験を通して、英語やGMATのスコアメイク以外に、「Why MBA」「Why IE (志望校)」を明確にアピールできるかが重要だと痛感しました。特にIEは学校とのフィット感を受験生へ求めていると思います。
正直、自分が本当にIEとフィットしているかを入学前に判断するのは難しいと思いますが、私は卒業生・在校生・アドミッションの方々から沢山アドバイスを頂き、キャンパスビジットすることで学校とのフィット感を自分なりに整理することができました。
もし、IEへの入学を検討されている方がいらっしゃれば、IEについていろいろな面から研究し、自分とのフィット感を見極めてみるのが良いと思います。
学校とのフィット感が受験での自信に繋がり、辛いときも諦めずに前へ進めると思うからです!
受験中は大変なことも多いと思いますが、体調に気を付けながら受験を乗り越えて頑張ってください!応援しています!
MBAの受験プロセスは、自分の強みと弱みを把握し、中長期的なキャリアゴールの実現のための課題を整理するとても良い機会だと思います。
受験中は色々と大変だと思いますが、受験を終えて振り返れば本当に多くの気付きがあると思います。
ときには息抜きして、同僚や友人などと意見交換しながら、引き続き頑張ってください!
仕事とMBA受験の両立は本当に大変だと思います。
特に、仕事は自分がコントロールできないことも多々あるので、その中で睡眠時間を削り勉強時間を確保することはフラストレーションのたまることだと思います。
ただ、そのような大変な状況だからこそ、合格をした時の喜びは格別です。
30歳前後になって飛び上がるように喜べる機会は非常に貴重なので、必ずその時が来ると自分を信じて頑張ってください!
ありがとうございました!これから出願をする方はぜひ参考にしてがんばってください。