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2019年1月入学 新入生対談

こんにちは。今日はこれからIEを受験しようと考えている人や、IEについてもっと知りたい方のために、皆さんに質問をさせてください。

まず、簡単に自己紹介、現職とMBA後に描くキャリア展開を教えてください。

 


はじめまして。本ページを訪問いただき、ありがとうございます。

新卒(経済学部卒)で開発業界に入社し、社会人8年目で社費留学します。現職では、アジアを中心に発電所・送電線、高速道路等の経済インフラ開発や金融セクター開発に携わってきました。

 

タスクとしては、新規事業の立案と契約交渉・法務・プロジェクトマネージメント等です。

MBA後はフィンテックなど、新たなテクノロジーの潮流にも目配りし、事業投資などの分野でキャリアを深めていけたらと考えています。

 


33歳男性シングルです。子供の頃から興味のあったインターネット業界で、大学卒業後、新卒からずっと働いています。大学時代に何度か行ったアジアのバックパッカー旅行で本能的にガツンと来るものがあり、その後ずっとグローバルプロジェクトを志願し、運良くイギリス駐在や途上国支援プロジェクトに長年関わり続けることができました。

 

IEではグローバルプロジェクト運営に関する能力に磨きをかけ、MBA後は引き続き途上国でのビジネス開発に携わりたいと考えています。

 


32歳既婚男性です。大学院卒業後、日系の総合化学メーカーに就職し約6年半研究員をしていました。会社ではまだ世の中に出ていないような次世代技術の基礎研究を担当しており、根っからの研究畑出身です。

 

MBA後のキャリアはまだ少し漠然としているのですが、自分のバックボーンである研究開発のスキルとMBAで学ぶ経営学のスキルを組み合わせ、社会にイノベーションをもたらすような新しい製品の創出をプロデュースしたいと考えています。

 


 みなさん、業界も職種もぜんぜん違いますね。IEを選んだ理由を教えて頂けますか?

 


IEを選んだのは、3つ理由があります。

1つ目は、より多様性のあるグローバルなクラスメイトと切磋琢磨したい思いがあり、一部の国の学生で偏ることのないヨーロッパの学校の方がアメリカやアジアと比べても良いのではないかと考えていました。

2つ目は、やはり途上国支援の観点で、アフリカやラテンアメリカと地理的言語的に関係の深いスペインとフランスの学校に興味を持っていました。

最後に、IEに関わる人が教授から卒業生からスタッフまで、どの人も魅力的で、「ここが自分の場所だ」と強く直感したことが最大の理由です。

なので第一志望で、IEしか出願もしませんでした。

 


 確かに単願でしたね。私費の方は単願する方も結構いるんです。

 


私も私費ですが、私の出願先選びの軸は「キャンパスで自分が主体的に動き、クラスに貢献できそうか」でした。

クラスの中で単なるフォロワーになってしまっては海外留学する意味がないと思ったからです。その点、IEは実践型の選択科目が豊富でアルムナイも皆とてもオープンな人ばかりだったので、海外経験のない私でもクラスでしっかりとプレゼンスを示している姿がイメージできました。

 

特にキャンパスビジット以降は絶対にIEに行くんだという気持ちが強くなり、他の学校のことは頭になかったです。

 


過去にも日本人学生はClass Repに選出されたり、Japan Clubや地元の日本企業との会合にでたり、クラス内外でしっかりプレゼンスを示している例がありました。

 

さて、社費派遣の方にとっては、特にIEのアントレというフォーカスはどれだけ重要でしたか?

 


私はテクノロジー分野を重視している点を魅力に感じました。銀行口座を持っていない人が大部分、という途上国に駐在していたのですが、そのような国でもモバイルバンキングの普及など、新たなテクノロジーが人々の生活を変えるところを肌で感じることがありました。

 

受験準備を進める中で、テクノロジーへの対応を中心に据えて考えることなしに、これからのビジネスモデルは成立しえないのでは、という価値観を徐々に持つようになりました。

 


 そうなんですね。特に海外で且つIEオフィスがない国からの受験でしたよね。出願する上で海外ならではの体験はありますか?

 


仕事や育児でなかなか留学準備が予定どおりに進まず、キャンパスビジットもできない状況でした・・。

バンコクで行われたMBAフェアへの参加、IEのウェブサイトといった限られた機会で得られた情報をもとに準備を進めました。

 

あとは、私はIELTSで出願したのですが、テストを受ける国によって、スピーキングの点数に毎回ばらつきがありました。これはジンクスの範疇とも言えるのかもしれませんが、どの国(ないし試験センター)で受験するのが自らにとって最高のパフォーマンスを出せるのかは、特に海外駐在されている方には一考の価値があるかもしれません。

 


そんなご苦労もあったのですね。 さて、Lab Periodがカリキュラムの特徴でもありますが、皆さんは今のところ、どれを取ろうと思っていますか?

 


アントレ系の授業とコンサル系の授業をバランスよく取ろうと思っています。アントレ系の授業では、他のクラスメートとも協力しつつ、ビジネスの0から1を作る段階の実践的経験を積みたいと考えています。

 

コンサル系の授業では、ビジネスの成長戦略の立て方を体系的に学び、1を10にするための考え方を身に着けたいと思っています。イノベーションを生み出すためにはどちらのスキルも大切だと思うので、両方しっかり学ぶつもりです。

 


まだ決めきれてませんが、テクノロジーLabを取ることになるのかなと考えています。Startup Labは一番IEらしいプログラムではありますが、自らに起業のアイディアがあるかどうか、仲間を集められるかどうか、が判断軸になるのかなと思います。

 

 


 Labに関しては、途上国プロジェクトに確実に関わることになる Social Impact Lab にするか、ビジネス開発という点に主眼を置いて Startup Lab にするか未だに迷っています。

これは入学後にアントレ授業で各々のアイデアを共有する会があると聞いているので、そこで決意できることを期待して、それまで悩み続けようと思います。

 

Elective 期間は Lab のその後である Venture Lab に参加するか(できるか)でも大きく状況変わりますが、やはりIE最大の強みであるアントレとリーダーシップ関連の科目を取り自分の血肉にすることと、途上国でのTech系スタートアップとリレーションをなるべく作っておきたいと考えています。具体的にどうするってのは今はまだあまりないんですが。。

 


  私費のお二人はどんな風に就職活動を進めるご予定ですか?

 


 今のところ卒業後は日本に帰国し、戦略コンサルへの就職を考えています。

IEから合格通知をもらった後、入学前にいくつかのファームのMBA生向け説明会に参加し、そのうち2社のサマーインターンに応募し内定をいただきました。

実際にインターンに参加して戦略コンサルの業務が本当に自分のやりたいこととマッチするかを確認した上で、最終学期にフルタイムの採用枠に応募する予定です。

留学中の経験を経て方向転換する可能性もありますが、学校やアルムナイからのサポートもしっかりしているのでそれほど不安は感じていないです。 

 


 元の会社を休職して来ている身なのでちょっとアレなんですが、ヨーロッパに軸足を置いて途上国プロジェクトをしている企業やNGO等含めあまり限定せずに幅広く見てみたいと思っています。

なるべく日本のやり方から離れた環境に向けてチャレンジするというのも自分の今回の大きな目標の1つになっているので、まずは夏のインターンシップでそれを経験すべく、開始早々にクラスメイトたちを捕まえてお国事情やコネクションを調査するつもりです。

 

以降の予定はどうせ状況に応じてどんどん変わっていくと思っているので、あまり現時点では細かく考えていないです。 

 


社費でこれからMBA受験を考えている方は、特にどんな社費生がうちにフィットする、あるいは来てほしいと思いますか?

 


 学生の多様性の追求をこれでもか、というぐらいにこだわり抜いている大学だと思います。そのため、特に決まったタイプの方が欲しいということはないのではと思います。

あとは逆説的ですが、多様性の高い環境を楽しめるか、というマインドの有無という点は重要かもしれません。 

 


 ありがとうございました!

有意義な一年を過ごしてくださいね。