キャンパスビジットをした人は、時期とどんな内容だったか、そこでのIEの印象について教えてください。良くも悪くも「想像と違った!」っていうのがあれば。
想像と違い学校がこじんまりしているところです。街の中に自然に学校が存在?点在?しているので、大学の入口が仰々しくて、広くて、キャンパスの入口どこやねん、みたいなアメリカライクな学校の感じではありません。会議室はオフィスの応接室の様な感じでとても綺麗でした。良かったところは、キャンパスでウロウロ道に迷っていたら、親身に案内してくれたところです。優しいなぁ。。。。となりました。。。。
広大なキャンパスにあこがれる人には少し残念かもしれませんが、都市型のキャンパスなのでモダンで機能重視ですね。私も最初に訪れたとき、立ち並ぶスペイン風のチャーミングな小さい建物とスタッフや学生のフレンドリーさや明るさが好きになりました。
今年の2月、出願の3ヶ月ほど前に訪問し、Admissionのイベントで模擬授業に参加したり現役の学生と食事をさせてもらったりしました。
その際は1週間の休暇を取ってフランス2校、スペイン3校を回ったのですが、最後に訪問したIEがダントツで印象的で「絶対にここに入学したい」と思いました。他校にありがちな「伝統」や「格式」といった言葉の正反対というか。笑
学校に溢れる「新しいことをやっていく」という気風と学生から感じる熱量に興奮したことを今でも覚えています。各種スコアが全然揃わない状態での訪問でしたが、ビジットで大きくモチベーションが上がったため、その後の受験対策にもいい影響があったと思います。
この授業や教授、あるいは課外活動が楽しみ!というものがあったら教えてください。
Erik Schlie教授、Lee Newman教授。自分と同じコンサルティングの仕事をしていたため、どういったキャリアを歩んできたのか等伺いたいことが沢山あるし、Start-up Labで他の学生はどういったアイデアを実践に移してくるかという点は非常に興味があります。
アントレプレナーシップに関するコースやLab Periodなども楽しみなのですが、とにかくDiversityのありすぎる同級生たちと過ごす生活が楽しみです。先ほどのSlackにしても同級生WhatsAppにしても、国籍やバックグラウンドが入り乱れており既にカオスです。
一つは、アントレプレナーシップ系の授業です。特に、Start-up LabとVenture Labは絶対に選択したいと考えており、いくつかアイデア出しを進めています。もう一つは、Behavioral Fitnessという必修授業です。卒業生数人から情報を得ていますが、Self-reflectionを通じてリーダーシップを学んでいくプログラムだと聞いています。例えば、自分がプレゼンするところをビデオで撮影して、クラスメンバーと皆で見てフィードバックを受けたり、性格診断をしたり。こういう機会って、社会に出てからあまり得られるものではないですよね。あと、ぶっちゃけ、怖くて聞けない, とか。笑
そうですね。私も360評価ではグループメンバーに割と刺さること言われましたね。図星だから仕方ないんですが。また、逆に自分が他人の評価を無意識のうちに甘くしていることにも気づきましたので、次からは遠慮なく指摘させてもらいました。笑
これは日本だけかもしれませんが、少なくとも日本の多くの企業のトップは、会社の規模に限らず会社組織の中では周囲から悪い点を指摘されることはほとんどなくなると思うんです。そうなると、いかに自戒、自己認識を高められるかが重要になる。自分をさらに高め、間違った方向にいかないようにする唯一と言っていい手段は、Self-reflectionになるのではないでしょうか。将来、私もビジネスリーダーとして会社や社会に貢献したいと考えており、このプログラムを通じて、自分自身の振り返りを深められたらと考えています。
逆に不安はありますか?
特にないです。自分の場合はシングルだし、失うものは何もありません。新天地で色々と大変な事あるはずですが、そこを逆に楽しんでいこうかなと思ってます。
何が不安かといって「何も成し遂げないまま、気づいたら卒業の時期になっているのではないか」「起業とか海外就職とか言いながら、結局日本に帰ってきてA社とかG社みたいなテック業界大手に就職する事になるんじゃないか」ということですね。学生生活の忙しさ楽しさにかまけていると間違いなくそうなるので、優先順位を忘れずに今後1年半を過ごしたいと思います。
私も授業や海外生活に対する不安は全くないですね。一つ不安を挙げるとすれば、「限られた一年間のMBA生活の中で、多くの選択肢の中から正しい選択をできるか」という点です。初めての土地で初めて行うMBA留学生活、多くの選択に迫られることになると思います。一日一日をいかに有意義に、有効に使えるかどうか。そのために、三つのことを心掛けたいと思っています。
一つ目は、「留学の目的、留学後のキャリアを再度明確にし、選択の指針とすること」。色んな価値観やめまぐるしく過ぎる毎日の中で、自身の行動や考えを振り返る暇もないかもしれません。周囲に流されることなく、「自分は何のためにここにいるのか」ということを思い出しながら行動したいと思います。
二つ目は、「誘いは断らないこと」。私にとって、MBA留学の一つの目的はネットワーキングです。特に、IEへの留学生はダイバーシティに富んでおり、多くの人と知り合える絶好の機会。飲み会やパーティなど、誘われたら絶対に断らないようにし、ちょっとだけでも参加するようにしたいと思います。
三つ目は、「健康第一」。全ての活動の資本は身体であり、身体を壊しては何もできません。飲み会に行っても酒はほどほどに、定期的にジムに通いながら、一年を通じて心身共に健康を維持したいと思います。
Study、Social、Sleepの3つのSのうち、2つまでしか同時選択できない、という言葉がIEコミュニティの中にあります。体を壊さないよう、バランスを考えながら過ごしていってくださいね。最後に、IEへこれから出願する人、出願を考えている人へメッセージをお願いします。
どの合格体験談にも書いてあるかもしれませんが、MBA出願は最後まで諦めないで下さい。合格した人しか記事を書かないので、Web上は成功体験に溢れていますが、その裏では圧倒的多数の人が途中で諦めているのが事実です。明確な目標を持ち、実行に移せば、必ず結果がついてきます。そう信じないとやっていけない時期が来ます。毎日の積み重ねが今日の自分を形作っていると思って、少しずつ前進して行ってください。何でも相談乗ります!!
IEは、卒業生同士の距離がとにかく近い学校だという印象があります。みんな学校が大好きで、お互い卒業生だというだけで年齢や国籍を超えすぐに打ち解けちゃう光景を何度か見ており、私もその輪に入れる事に興奮しています。独自色が強過ぎて色々と変な学校ですが、この「変な」学校がハマる変な方と、これからたくさんお会いできることを楽しみにしています。
留学先の選定方法は人それぞれだと思いますが、ネームバリュー、ランキングだけでなく、「やりたいことができそうか」「会った卒業生は魅力的だったか」という視点も重視してもらえればと思います。留学生やその卒業生が、留学校のランキングやネームバリューを指標に相手を判断することはまずありません。その人の中身です。ぜひ、IE生に会いに来てください。お待ちしています。
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